光回線契約で検索するとさまざまな記事が出てきますが、その多くはあれもこれもととにかく情報を詰め込んだ分かりにくいものが多いのが現状です。
本記事では初めて光回線を契約する方でも混乱することがないように、最低限の情報量で失敗しないお得な選びかたを最短ルートでご案内致します。
光回線業者を選ぶ上でのポイント
- セット割引が効く業者を選ぶ
- 運営元が信頼できる企業である業者を選ぶ
- キャッシュバックキャンペーンの対象になる業者を選ぶ
- 利用料がお得なところを選ぶ
- 契約内容をしっかりチェックする(特に違約金)
光回線を契約する際にはこのポイントが常に大切です。
光回線契約の手順
手順1:光回線業者を決める
上のポイントをおさえた上で業者を選べばよいので、基本的には現在スマホを契約している企業を選びます。
携帯電話会社は光回線も同時に契約をしてもらえれば万々歳なわけですから、それなりのセット割りやキャッシュバックキャンペーンを用意しています。
それに、多くの方が契約している携帯電話会社は光回線分野でも信頼がおける企業なので、同じ企業を選べば間違いはありません。
大手携帯電話会社と光回線業者の対応表です。
左に書かれている企業で携帯電話回線を契約している人は、右に書かれている業者を選べば良いです。
au | BIGLOBE光 または auひかり |
SoftBank | 可能ならNURO光、非対応ならSoftBank光 |
NTT docomo | ドコモ光 |
その他 | 可能ならNURO光、非対応ならBIGLOBEひかり |
auを契約中の場合に使うべきは?
エリア対応かつ地方にお住まいならauひかり、その他の方はBIGLOBE光を選びましょう。
auひかりの方がBIGLOBE光よりもキャッシュバックの面でお得ですが、対応していないエリアがあります。
BIGLOBE光は光回線の工事費の面でauひかりよりお得です。
お得加減的にはどちらでもあまり変わりません。しかし、地方にはBIGLOBEの窓口が少ないので、地方にお住まいでエリアが対応している方はauひかりを選ばれた方が良いです。
SoftBankを契約中の場合に使うべきは?
対応エリアかつ対応環境ならNURO光、非対応ならSoftBank光を選びましょう。どちらもキャッシュバックがあります。
NURO光は超高速通信で有名ですが、対応エリアが限られているという欠点があります。
また、一戸建てあるいは8階以上のマンションのみ対応しています。
2020年12月の段階では、
北海道、
東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、
愛知、静岡、岐阜、三重、
大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、
福岡、佐賀
が対応エリアになります。
残念ながら対応していないエリアにお住まいの方は、SoftBank光を選びましょう。
NURO光ほどではないですが、通信速度は十分に出ます。
多くの人にとって、通信速度に関してこの2社の違いはほとんどありません。
NTT docomoを契約中の方に使うべきは?
キャッシュバック・利用料・工事費の観点から、ドコモ光を契約しておけば間違いありません。
その他の業者を契約中の方におすすめなのは?
エリアと環境が対応していればNURO光、対応していなければBIGLOBE光を選ぶのが最もよい選択です。
以下今回のおすすめを行う上で判断材料となった、具体的な金額や特徴の一覧です。
業者名 | 月額利用料(戸建て) | 月額利用料(マンション) | キャッシュバック等 | 工事費 | 契約費用 |
auひかり(au契約中の方) | 4100円 | 2800円 | 61000円*1 | 実質無料*2 | 3000円 |
BIGLOBE光(au契約中の方) | 3980円 | 2980円 | 26000円*1 | 実質無料*2 | 3000円 |
SoftBank光(SoftBank契約中の方) | 4200円 | 2800円 | 36000円*1 | 24000円 | 3000円 |
NURO光(SoftBank契約中の方) | 3743円 | 3743円 | 35000円*1 | 実質無料*2 | 3000円 |
ドコモ光 | 4200円 | 3000円 | 20000円+ドコモポイント2000pt*1 | 実質無料*2 | 3000円 |
*1:契約するプランによってはこれより少ない額になります
*2:契約期間満了で実質無料となります
手順2:プロバイダーを選ぶ
プロバイダーを選ぶ上で気を付けるポイントは、「運営元が信頼できるか」、「通信速度を低下させるようなところでないか」と「お得か」です。
以下が選べるプロバイダーです。
業者名 | プロバイダー名 |
auひかり | 5社以上 |
BIGLOBE光 | BIGLOBE |
SoftBank光 | Yahoo! BB |
NURO光 | So-net |
ドコモ光 | 20社以上 |
BIGLOBE光とSoftBank光、NURO光は選択の余地がありませんが、auひかりとドコモ光は自由に選べます。
とは言え、契約すべきプロバイダは先ほどの気を付けるポイントから「GMOとくとくBB」ただ一つです。
キャッシュバックを20000円もしてくれる上、10000円以上する高速WiFiルーターを無料で貸してくれるプロバイダは他にありません。WiFiルーターの性能の重要性については前回お話しした通りです。
運営元もGMOインターネットで十二分に信頼できますし、現状通信速度に関するストレスの報告も見受けられません。むしろ満足度の非常に高いプロバイダーとなっています。
従って、auひかりとドコモ光の場合はGMOとくとくBBがお得かつ安心できる選択となります。
手順3:光回線を申し込む
実は申しこむ際にも注意しなくてはならないことがあります。
それは申込窓口です。
同じ業者の回線でも申し込み窓口は複数あり、キャッシュバックなどのお得具合も変わります。
もちろん、これらの窓口で申し込めるサービスの内容はすべて同じです。
さらに似たようなキャンペーンが同時に開催されている場合、ページによっても内容が異なる為、お間違いのないようご注意ください。申し込みリンクは下にありますので、そこから飛んでいただければ間違いありません。
auひかりまたはドコモ光のおすすめ申し込み窓口
プロバイダのおすすめと同じく「GMOとくとくBB」です。
というのも、そもそも一般的に光回線業者で契約するよりもプロバイダ経由で契約をしたほうがお得です。
その中でも「GMOとくとくBB」は群を抜いてお得なのです。
ちなみにキャッシュバック額は「ぷらら」が15000円であるのに対し、「GMOとくとくBB」は20000円です。WiFiルーターも先述のとおり、10000円以上するものを無料で借りられます。
BIGLOBE光のおすすめ申し込み窓口
BIGLOBE光の場合、プロバイダはBIGLOBE一択で自由選べないのですが、申し込み窓口は複数存在します。
なかでも「株式会社NEXT」は契約期間が36か月と他社よりも短く、工事費も実質無料のためおすすめです。
キャッシュバック額は窓口の中で一番安いわけではありませんが、契約期間の短さと工事費を考慮すると最もお得といえます。
SoftBank光のおすすめ申し込み窓口
SoftBankの光回線を契約する場合、プロバイダは「Yahoo! BB」一択で自由に選べませんが、申し込み窓口は複数存在します。
おすすめできる窓口は「株式会社STORY」と「アウンカンパニー」です。
キャッシュバック額はSTORYが80000円、アウンカンパニーが36000円と2倍以上の差がありますが、STORYはキャッシュバックの条件にコンセントに挿すだけでネットが使えるようになるSoftBank Airへの加入を挙げており、さらにキャッシュバックの受け取りは約1年後です。
対してアウンカンパニーはキャッシュバックの条件はなく、受け取りも2か月後と非常に早く受け取ることが可能です。
SoftBank Airは同時加入すると月額4000円ほど料金がプラスされるのでわずか1年間で4万8千円となり、アウンカンパニーとのキャッシュバック額の差がなくなります。
さらにSoftBank Airは光回線を使用しているとはいえ、すべて無線で通信をするため、通信速度低下は避けられません。
従って、株式会社STORYは通信速度にそれほどこだわらず、WiFiの設定が良く分からない人にはおすすめの窓口です。一方で光回線ならでは高速通信を大いに体験したいという方にはアウンカンパニーでの契約をおすすめします。
NURO光のおすすめ申し込み窓口
NURO光はプロバイダはSo-net一択で、自由に選ぶことはできません。ちなみにNURO光はSo-netが提供している光回線で、So-netはSONY系の企業です(SONY100%出資の会社の子会社が提供しているプロバイダー)
プロバイダーは選べませんが、窓口は複数存在しそれぞれでお得加減も異なります。
NURO光は稀なケースで代理店の窓口よりも、NURO光公式窓口の方がお得です。
NURO光公式窓口で申し込めばキャッシュバック45000円がもらえ、工事費は無料、無線LANの初期設定まで訪問して行ってくれます。
その他にも2つ窓口がありますが、キャッシュバック額が少なかったり、契約に条件があるため、公式の窓口で契約するのが結局一番お得です。
手順4:工事の日を決め、光回線開通まで待つ
Webで申し込みをすると各業者から電話にて連絡があるので、そこで契約内容の確認と工事の予約を行います。
工事には立ち合いが必要となるので、余裕のある日に工事をお願いしなくてはなりません。
また、季節によっては工事の件数が増えるため、工事がかなり先になってしまうことがあります。可能な限り早めに予約をすることをおすすめします。
おすすめ光回線契約解説のまとめ
結論としては以下の通りです。
契約中の携帯会社とおすすめ光回線業者とプロバイダと窓口
auの場合
エリア対応かつ地方にお住まいの方→回線業者はauひかりをプロバイダはGMOとくとくBBを「GMOとくとくBB」で申し込む。
その他の方→BIGLOBE光を(プロバイダはBIGLOBEのみ)「株式会社NEXT」で申し込む。
SoftBankの場合
対応エリアの対応している住まいにお住まいの方→NURO光を(プロバイダはSo-netのみ)「NURO光公式サイト」で申し込む。
その他の方→SoftBank光を(プロバイダはYahoo! BBのみ)「株式会社STORY」または「アウンカンパニー」で申し込む。
NTT docomoの場合
全ての方→回線業者はドコモ光をプロバイダはGMOとくとくBBを「GMOとくとくBB」で申し込む。
以上、「ピッタリの回線が見つかる光回線契約の仕方」でした。
皆さんの光回線業者・プロバイダ選びのお役に立てれば光栄です。